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不動産の「社会的価値」とは?

不動産屋が仕掛ける新しいコミュニティ

――先ほどおっしゃった「コミュニティを大切にする不動産屋」とは?

不動産業というと「住まないのに投資目的でマンションを買う」とか、なんだかお金ばかり追い求めているイメージがありませんか? 

たしかに今まではそういう金銭的価値ばかりが重視されていましたが、これからはもっと社会的価値が重視されるような時代になると思うんです。

――社会的価値とは、具体的にどんなものでしょう?

その土地の文化や歴史、地域の人と人のつながり、今ふうに言えば「コミュニティ」でしょうか。

たしかに今は、金銭的価値のあるものにしか、人員や予算が割かれない世の中です。

でも、これからは人口が減ります。ボリュームゾーンの僕たち「団塊ジュニア」世代も、もう50歳。あと10~15年後には、社会の先細りを肌感覚として明確に感じられるようになるでしょう。

人口が減ると当然、土地が余るので不動産の値段も下がります。だからこれからは、金銭的価値を追い求めているだけではだめで、それ以外の価値を作り出さなければいけないんです。

おそらく多くの人は、経済的(=金銭的)な成長を前提とした今の社会モデルが、限界を迎えつつあると感じていますよね?

今はちょうど、モノやサービスの価値が金銭の一辺倒から、社会的価値でも測られる時代にシフトするターニングポイントなのではないでしょうか。

そういう未来をつくるための場として、本当に小さな一歩ですが「スマノバ」を作りました。

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